アメリカでクランベリーのジュースを見て、クランベリーとは一体どんな果物なのだろうと興味を持ち、調べ始めました。そして、作っている農場を見に行き、やっと「クランベリー」という果実を手に取って見ることができました。
「クランベリー」という果実は生果でも、冷凍でも一般消費者向けには売られていませんので、産地まで行かないと現物を見ることはできなかったのです。
理由は、生のまま食べるには酸っぱ過ぎて美味しくないから小売店では売っていないのです。
さて、クランベリーを生で食べてみますと酸っぱくて、甘味はなく、どうすればこれを美味しくできるのかと、まったく自信はありませんでした。
とりあえず、冷凍クランベリーを数ケース航空貨物で取り寄せ、美味しいジュースづくりへのチャレンジが始まったのです。
砂糖の量を調節しながら、サンプル作りと試飲を繰り返すうちに、なにか甘味、酸味にコクがでてくるではありませんか。
果肉繊維を残すと、味に深味も生まれ、これは、これは一大発見と大喜び。果汁50%で果肉をたっぷり残した「順造選クランベリー」が生まれた瞬間でした。
世界中のクランベリー飲料を飲んできましたが、これは最高の味だと自信満々です。
次回は果汁100%クランベリーの挑戦について書いてみましょう。